2020年平塚市成人式実行委員長を務める 河添 有希さん 東真土在住 20歳
明確な目標をもって
○…中高生が地域活動に取り組む「平塚市ジュニアリーダーズクラブ」に参加し、成人式の運営を手伝った。そこで出会った実行委員の先輩に憧れ、「やるなら委員長を」と迷いなく手を挙げた。同クラブから委員になった仲間も「まとめる素質と力がある。安心感も。この人以外考えられない」と背中を押してくれた。
○…体調がすぐれずなかなか通学ができなかったという中学時代。学校に行くよう諭していた厳格な父はいつからか、長期間仕事を休んでリス園や釣り堀に連れ出してくれるようになった。そんな家族の支えに感謝する。自宅学習に励み私立高校に合格したが通信制の高校を選択。「学費は自分で」という父の言葉通り、アルバイトを掛け持ちしながら学んだ。
○…今は東京工科大学の看護学科で学び、将来は災害看護専門看護師の資格を取るという明確な目標を持つ。「災害とか救急とか、専門的な知識を持った看護師が現場にいれば周りの人の安心になる」。命を救う現場の支えになりたい。
○…オープニングスタッフとして蕎麦店の看板娘になってからもう5年。季節の旬な一杯をえびす顔で運ぶ。働いて得たものは生涯の至宝だ。普通に高校生をやっていたら出来なかったお客様相手の実体験の連続で、敬語や礼儀作法など大人の嗜みを体得した。振り返れば生きるために必要な術を堅実に身に着けた20年。人と人とを繋ぐ楽しいお酒は、まだまだ覚えたばかり。「大人としてこれまで以上に自身に責任をもって行動していきたい。自然災害が多い日本で暮らすひとりの人間として、多くの人に貢献し思いやりのある看護を提供出来る看護師になるべくこれからも努力していきたい」と抱負を話した。
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