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平塚版 公開:2012年6月7日 エリアトップへ

33年間、織り姫の衣装を寄贈し続けている 三留 千恵さん 平塚在住 83歳

公開:2012年6月7日

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織り姫輝かせ33年

 ○…1979年の七夕まつりから毎年、織り姫の衣装をデザインし、無償で提供している。芸能事務所から派遣されていたミス七夕(現・織り姫)が一般公募されるようになったのがきっかけ。「それまでの女優と違って、一般の子は自前の服で舞台に上がっていたの。綺麗なのに、無難な色やデザインの服が多いのがもったいなくて」。この子はこんなデザイン、あの子はこの色ならもっと映えるのに――。デザイナーの目線に「世話好き」と自称する性分が相まって、衣装寄贈を申し出た。

 ○…衣装のイメージは審査中に湧くそうだが、市制60周年の「還暦」に掛けて赤を使うなど、あらかじめテーマを決めることもある。デザインは選出された織り姫を見た時の直感が勝負。「衣装作りはスタッフと毎年楽しみにしてるの」と話す。任期を終えた後、連絡をくれる織り姫もいるそうで、「結婚式で着たという話は本当に嬉しかった」と満面の笑みをこぼす。

 ○…伊勢原で生まれ、結婚を機に平塚へ。現在は宮の前で洋装店「オートクチュール・ルナ」を営む。洋裁学校の教諭だったが、当時の洋裁学校は身体の不自由な生徒が多く、就職が難しいのが実情だった。「それなら自分が働く場を作ろう」と開業。従業員を家族と呼び、従業員からはお母さんと呼ばれる。「息が合わなければいいものは出来ない」と、我が子同様の付き合いを続けてきた。

 ○…好奇心旺盛で、ボランティア活動にも精力的。国際ソロプチミスト平塚で初代会長を務めた縁で、世界に交友関係が広い。海外の珍しい生地の仕入れに役立つこともあれば、従業員や常連を連れて遊びに行くこともある。「仕事をしながら遊び、遊びながら仕事をする。何事も楽しまなきゃ」。今回の衣装テーマは「ベルマーレカラー」。織り姫を輝かせ続ける魔法の手が、今年はどんな衣装を紡ぐのだろうか。
 

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