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平塚版 公開:2015年10月8日 エリアトップへ

天皇賜杯第84回日本学生陸上競技対校選手権(インカレ)の男子円盤投げで優勝した 米沢 茂友樹(まいさわしげゆき)さん 東海大学大学院 1年

公開:2015年10月8日

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地元の声援うけ世界目指す

 ○…これまでの道のりを振り返り「やっと全国優勝できました」と頬を緩める。これまでも、円盤投げだけでなく、砲丸投げでも全国大会に名を連ねたが、優勝には一歩届かなかった。念願達成の裏にあるのは、精神的な成長だ。「記録が伸び悩んでいたころは一発出してやろうと力んでいた」と頭をかく。今は安定した投げを意識した反復練習の成果で、調子が悪くても7割の力は出せるようになった。今回、自己ベストの55メートル54センチには届かなかったが、「体調など条件が揃えば10割の力を出せる」と頼もしく笑う。

 ○…岩手県二戸出身。全校生徒32人の中学校では、部活動は野球部か卓球部の2択だった。野球部に入部後、捕手や一塁手、投手など様々なポジションを守ったが「あんまり上手じゃなかったです」とぽつり。野球部に在籍しながら、市大会前のみ結成される特設陸上部に参加し、「生まれてからずっと大きい」という体格を生かして砲丸投げでは東北大会で優勝。全国大会に進み「記録が出る楽しさ」を味わった。

 ○…大学1年の冬、左足小指を疲労骨折。恵まれた競技環境の中、松葉杖で過ごした日々を「今思えばすねていたし、落ち込んでいた」と振り返る。ケガが治り自己ベストを更新したのが3年の春。「このままでは心残りになる」と大学院へ進学を決めた。長く競技に携わりたいと、現在はコーチングを学ぶ。

 ○…インカレ優勝の翌日に岩手日報のトップを飾るなど、地元からの声援も大きい。「大会のたびに岩手から5時間かけて応援に来てしまう」とはにかみながら話す両親についても、「嬉しいし、ありがたいです」と感謝の言葉をこぼす。目標は東京五輪出場。卒業後も第一線で競技を続けるには、実業団に入るなど練習環境の確保が必須だ。「世界標準記録の65メートルに少しでも近づけたい」。大きな体をしならせ、円盤を空高く押し込む。
 

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