神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2017年1月19日 エリアトップへ

野鳥写真集「鼓動」を1月9日に出版した 高津 弘人さん 高津創造(株)代表 55歳

公開:2017年1月19日

  • X
  • LINE
  • hatena

感動の大輪打ち上げたい

 ○…思い立ったら即行動の人である。昨年2月、岡崎を流れる鈴川沿いで望遠レンズを構えるシニアの人たちを見かけた。被写体は水面をゆく鳥の群れ。「生きいきとした瞳を輝かせる皆さんにひかれて」と、思わず一行に声をかけていた。写真に収められた野鳥はどれも躍動感に満ち「この素晴らしい作品を多くの人たちに見てほしい」。そんな思いが湧き上がり、写真集を出版した。

 ○…伊勢原に生まれた。幼いころ両親が離婚し、姉が身のまわりの世話をしてくれた。習い事はせず、新聞配達をしながら学校に通う毎日。太宰治や三島由紀夫ら文豪が紡ぐ世界で想像の羽を広げるのが至福の時となり、いつしか小説家を志すようになった。「自分で書くうちに日本語、とりわけ漢字のデザインにほれ込むようになりました」。好きな字は「和」。曲線と画数が少なくそれでいて意味に深みがある。そんな独自の感性が磨かれていった。

 ○…30歳まで小説家の道を目指すも夢はかなわず、翌年、印刷物のデザインを手がける会社「高津創造」を設立した。「形は変われど活字から離れたくない」。そんな一心での船出だった。現在は、大神に事務所を構える。字面や文字数と格闘しながらキャッチコピーを考えるのも大切な仕事で「過去の経験はすべて今に生きています」と充実した表情。愛娘の存在も大きな励みとなっている。

 ○…22歳の時、花火大会の記事を当日の朝刊で読んだ。不慮の事故で亡くなった夫婦とお腹の子供を偲ぼうと、親族が「追悼スターマイン」を打ち上げると知った。「気付いたら新幹線の中でした」。夜の豊橋で赤、白、青の御霊が打ち上がり、亡き息子の名を叫ぶ父の声がかすかに聞こえた。「目に映る美しさやその裏側にある悲哀、そうしたすべてを追い続けなければ」。そんな思いは今も胸に残る。会社は来年25周年の節目。感動を多くの人へ、これから先も「即行動」を続ける。

平塚版の人物風土記最新6

川口 一正さん

第18回鈴川鯉のぼりまつりの実行委員長を務める

川口 一正さん

岡崎在住 72歳

5月2日

平野 杏子さん

平塚市美術館で「平野杏子展」を開催している

平野 杏子さん

松風町在住 94歳

4月25日

押谷 祐基さん

4月1日付けで第34代平塚商工会議所青年部(YEG)会長に就任した

押谷 祐基さん

市内在勤 37歳

4月18日

小澤 雄一さん

第13代平塚市消防団長に就任した

小澤 雄一さん

南金目在住 58歳

4月11日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月4日

窪田 敬一さん

花の国づくり共励会花き技術・経営コンクールで農林水産大臣賞を受賞した

窪田 敬一さん

広川在住 73歳

3月28日

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook