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平塚版 公開:2019年8月8日 エリアトップへ

浜大門通り新光会の会長を務める 中村 彰伸さん 八千代町在住 36歳

公開:2019年8月8日

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耐えた苦は自信になって

 ○…台風が接近した7月27日、「何とかやろう」と今年も「浜大門通り復活祭 夕暮れ酒場」は開催した。3年前に由緒ある通り名を復活させたのを契機に、まずは「面白い事をやろうというバカ野郎な発想でしたね」と豪快に笑う。会の中では最年少の若旦那が仕掛ける活気あるひと時だ。

 ○…生を受けたのは大正時代から続く中秋蒲鉾店。店の手伝いでカレー団子を串に刺しながら、目を盗んでは口へ運ぶ子どもだった。バレたら父に叩かれたが「ぶたれても食べたいほど美味い」。恵まれた体躯で「柔道を」と高校に進むも、柔道部がなく、呆気にとられているとラグビー部に右腕をぐいと掴まれた。初心者ラガーマンは競技を学び、ケーブルテレビで大学の試合を観たとき京都産業大学のスクラムトライに驚愕。それは憧れに変わった。

 ○…「人生は一度きり」と勇んで入った京産大。しかし、体育会の洗礼で同期16人中5人が3カ月で退部した。一般人では想像しえない運動の質や量、加えて洗濯などの下働きの日々を耐え抜き、3年次にレギュラー、4年次にはゲームキャプテンを任された。「思い出したくもない日々」だが、「あれに比べれば何も苦じゃない」と達観。ともに苦しんだ仲間は唯一無二の宝だ。森永乳業の営業職を経て2010年、平塚に戻り、いつからか「継ぎたい」と思っていた家業を継いだ。

 ○…今では小学5年と2カ月の息子の父。店を継いでとも、ラグビーをやってとも思わないが、「何でもいいから好きなスポーツを見つけて欲しい。やる以上は一生懸命に。やり続けるには根本に”好き”が無いとだめだから」。好きと言えば酒もそう。ビールでは酔ったことが無い。人を、街を元気にするアイテムとして大好物を選んだわけだ。

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