神奈川県法人会連合会の会長を務める 石崎 明さん 平塚信用金庫理事長 68歳
３つの「つながり」宝に
○…昨年６月の総会を経て神奈川県法人会連合会の会長に就任した。税のオピニオンリーダーとして企業の発展と地域社会の繁栄に貢献するのが法人会の役目。平塚には平塚法人会、県内に18単位会があり、これまで横浜や川崎から会長を輩出することがほとんどだった。任期は１期２年。「まさか自分が、との気持ちだが、めぐり合わせの中で推挙していただいた。ＳＤＧｓを意識した社会貢献活動も展開していきたい」と意気込む。
○…平塚信用金庫の理事長が本業。大学卒業時に様々な信金の就職試験を受けたという。「平塚、県央の地域は伸びしろがあり『これから面白そう』という期待感があった」。平塚信用金庫の門を叩き、信金マンとしての一歩を踏み出した。営業や人事、支店長などの経験を重ね、平塚信用金庫として６代目の理事長に就いた。
○…限定された地域での相互扶助が信金の基本理念。そこで、お客様・部下・組織の３つの「つながり」を大切にしてきた。「仕事の評価は数字の成績ではなく、お客様とのつながりの数」ときっぱり。資金相談だけでなく困りごとに寄り添いサポートする。「あなたがいてくれて良かった」と言ってもらえるのが信金マンとして最高の誉め言葉。自身の経験に裏打ちされた方針だ。
○…法人会の県連だけでなく、信用金庫の全国組織でも役を務めており、全国各地に足を運ぶことも。土日も関係なくスケジュールが埋まる多忙な日々を送る。しかし、月に１日だけ仕事を入れない休日を設けてもらうのだとか。「唯一の楽しみは下手なゴルフ」と笑うが、夫人とともにラウンドするのが息抜きの秘訣。「あとは孫と一緒の時間が癒し」。優しい笑顔の目じりが一段と下がった。
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