全日本学生美術展団体の部で、2年連続最高賞を受賞した絵画教室「アトリエMEGU」代表 山下 愛絵さん 平塚市出身 45歳
「自由に自分らしく」へ導く
○…歴史ある公募展での2年連続受賞に「びっくりです」と目を丸くする。芸術家だった親の影響で自らも幼少の頃から同展に出展していたが「絵は好きじゃなかった」と苦笑。絵嫌いが一変したのが画家・中川一政さんの絵に出合ってから。その自由で力強い画風に「個性的でもいいんだ」と衝撃が走ったという。相模原市の自宅アトリエには園児から高校生までが集い、常に笑い声が響く。生徒は好きなタイミングで絵を描くといい、「楽しく描けたらそれでいいんです。形が描けなくても色が付けられなくても、自分らしい作品が作れるよう手助けするのが私の役目です」。
○…平塚市出身。学生時代は運動部で汗を流し、平塚学園高校を卒業後は都内の女子大へ。本格的に絵に取り組むようになったのは子育てが一段落した30歳の頃。公募展では数々の賞を受賞、グループ展などで経験を積んだ。2009年そんな情報を耳にした友人に頼まれたのがきっかけで絵画教室を開講。同年「教室を開くなら」と独学で女子美術大学を受験し一発合格した。現在は教室以外の講師も務め、多忙な日々を過ごす。
○…最近はまっているのはバドミントン。「久しぶりに高校の部活を見に行ったら再燃してしまって」と、サークルやスクールに月6回ほど通っている。「やっぱりスッキリしますね。娘に誘われてジムにも通い始めたんです」。運動が気分転換にもつながっているよう。3月からは大会にも挑戦する予定だ。
○…教室の大きな作品展を相模原で開くのが目前の目標。しかし「なかなか大きな会場が見つからない」と嘆く。生徒たちに自由に作品を描いてもらうため「ゆくゆくは家全体をアトリエにするのが夢、かな」と茶目っ気たっぷりに笑った。
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