大磯・二宮・中井版 掲載号:2017年11月3日号
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東京地方税理士会平塚支部長を務める 吉野 太さん 伊勢原市在住 50歳

税への興味 種まき育てる

 ○…大磯・二宮町など、平塚税務署が管轄する3市2町の税理士が所属し、税を考える週間(11月11日〜17日)に合わせ、租税の意義を認知してもらおうと啓発活動を展開している。相続税や確定申告などの無料相談会を企画し、身近な相談相手として、地域密着で歩む。

 ○…北海道旭川市出身。横浜国立大学で会計を学ぶために故郷を離れたが「夏場の暑さ、特に湿度には未だに慣れないですね」と気候の違いに困り顔。妻の地元でもある伊勢原市で税理士事務所を設立した。「最初は知り合いもいないし、道もわからなかった」と振り返るが、伊勢原青年会議所に所属するなど、地域交流の根をはった。「人口や産業などをみても、伊勢原は潜在能力があるまちだと思う」と地域の持つ資源に期待を寄せる。

 ○…「AI(人工知能)が普及すると税理士の仕事は90パーセントなくなるなんて話題もありましたが、必ずしもそうではないと思います」ときっぱり。経営者と同じ目線に立ち、会社の財務を扱う仕事は個々の信頼関係があってこそ。顔の見える関係づくりに注力するために始めたのが「支部長ブログ」だ。社会の状況に合わせて変わっていく税の制度に関する研修会の様子など、税理士としての日々の活動を紹介。「タイムリーに伝えたいことを発信できる。ソフトボール大会なんかもあって、このあいだは平塚支部が準優勝したとブログで報告しました」と、更新の翌日はついアクセス数をチェックしてしまう。

 ○…選挙権の18歳引き下げを受け、若者にも税に興味を持ってほしいと租税教育委員会を立ち上げた。「政治や民主主義を学ぶ上でも、税金の話はついてまわるもの」と小学校から大学まで、出張授業を実施している。「次男がちょうど18歳なこともあり、力を入れなければと実感した。10年、20年後のためにやっていきたい」と未来への種をまく。

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