大磯運動公園の新園長に就いた 岡島 修さん (株)ランナーズ・ウェルネス 49歳
気さくな心配りの体育会系
○…「公園とはどうあるべきかをよく考え、地域の方たちが気軽に立ち寄れる利用しやすい公園にしたい」と開口一番に語る。4月1日から大磯運動公園の新しい指定管理者となった(株)ランナーズ・ウェルネス(大磯町国府本郷)の一員であり、公園長。湘南国際マラソンほかスポーツ大会の企画・運営などを行っている同社へ知人を介して入ったのはつい先月。長年携わったファッション業界から思い切った転身だ。以前は店舗の統括を担当していたそう。人を呼ぶ魅力ある施設を創るという点は、今度の仕事にも共通している。
○…「スポーツ教室やイベントなどのコンテンツはランナーズが企画し、園内の整備管理が私の主な役割」。周囲を森に囲まれて花木や草花が多い同公園では、町民ボランティアとの協働による植栽活動が今までにも行われてきた。「皆さんとコミュニケーションを取り、一緒に花と緑を育てていくのも楽しみ」と意欲をみせる。事務所の書棚には社長がくれたガーデニングの本。「花には癒しの効果がありますからね」と窓の外へ目を向けた。
○…4代続く「江戸っ子」。スポーツに長けた少年だった。小学校で野球、中学でバスケットボールに打ち込む。大学で始めたスキーは全国大会で団体優勝した腕前。学校生活のなかではバスケ部時代の顧問が特に思い出に残っていると振り返る。「日体大を出た20代半ばの先生。指導がものすごく厳しかったが、練習以外では年の離れた兄貴みたいな存在だった」。熱意あふれるその姿に憧れ、自身も体育教諭になる夢を持ったことがあるという。
○…往復5時間ほどかけて都内から通勤。初めて大磯駅に降り立った時、平塚や藤沢とは異なる大磯独特の落ち着いた空気が印象的だったと話す。地域へ溶け込もうと近々職場の近くへ引っ越す予定で、「早く(大磯運動公園のある)『国府の人』と呼ばれるようになりたい」とはにかんだ。
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