読書会の会長を務める 田中 徳子さん 二宮町在住
十人十色、そこが楽しい
○…月に1回、本の感想をそれぞれ語り合う。語られる感想は各自によって様々。「同じ本を読んでも、感じ方や思いは人によって違います。なるほど、こういうふうに思ったのかと、感心させられることばかりです」と話す。読書会の会長になって5年目。現在会員は20名。皆本が好きで、共通のテーマで語り合いたいという人が集まった会だ。読書会のテーマの本は2回、3回読むこともあるという。「本によって違いますが、1回目はさらっと読んで2回目はじっくり読みます。様々な本がありますから、内容によって変わりますね」。プライベートでは月に2〜3冊本を読むという。本の魅力は「登場する主人公に自分を置き換えて入り込むことができるところ」と話す。
○…読書会の前進は二宮町図書館読書会。現在は、会員の自主運営で行われている。開かれるのは毎月1回。会場はラディアン。講師を招いて行われることもあるという。初めて参加したのは平成5年。二宮町広報のお知らせ版に掲載されていたのを見て興味を持った。「読書が好きだったので、このような会があることを知り、楽しめそうと思い参加したのがきっかけ」と話す。「会の雰囲気が自分と合ってすんなり溶け込めました」と振り返る。
○…小田原市で生まれ育つ。大学卒業後、高校の教師に。「教壇にたったのが22歳の時。受け持ったのが高校2年生でした。生徒とは5歳くらいしか離れていなかったこともあり、楽しかったです」。二宮町には結婚を機に引っ越してきた。「今では買い物には便利ですが、当時は何もなく不便な町だったんですよ」と笑う。近所の子どもたちに勉強を教えていたことも。「寺子屋みたいのをやっていました」。趣味は旅行。「旅先での一期一会の出会いが楽しみ」と話す。また飾られているお孫さんの写真を見ながら「たまに遊びに来る孫に会えるのも楽しみなのよ」と目尻を下げる。
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