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(公社)平塚中郡薬剤師会の会長に就任した 今井 裕久さん 57歳

公開:2013年8月23日

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地域医療への参画密に

 ○…医師会や歯科医師会との連携を深め、在宅医療の現場で薬剤師が活躍できる環境整備を目指す。「服薬指導や薬の管理など、在宅患者のために担える役割は多いはず」と、チーム医療の更なる充実に向け、会の存在を広く発信したいと意気込む。9月には「薬食同源」をテーマにした無料講座を企画するなど、薬学知識を生かして市民の健康に寄与する取り組みにも力を入れる。

 ○…震災から3カ月後、市と災害時相互応援協定を結ぶ石巻市を視察した。医療インフラが大打撃を受けるなか、「患者が持つおくすり手帳をもとに、処方箋がなくても薬を調合する超法規的措置が取られていたことが印象的だった」と、有事の際、手帳が患者を救う命綱になることを実感した。いつ起こるか分からない自然災害に備え、「県内の薬剤師会による相互応援の体制づくりも重要」と強調する。

 ○…薬科大学を卒業後、製薬会社で10年近く新薬の研究開発に携わってきた。両親が創業した薬局を継ぐために平塚へ戻ったのは34歳のとき。「幼稚園の頃から『くすりやさんになる』という気持ちは持っていたかな。姉も弟も薬剤師なんです」。体調を崩した父は店に立てなくなったが、母と妻の3人、今も親子二代で創業60年の老舗を営んでいる。「気難しそうだった患者さんが薬の相談をしてくれるようになったり、体調が良くなってきたと感謝されたりすると嬉しくて」と、人間的な付き合いが仕事のやりがいに繋がっているという。

 ○…平塚青年会議所(JC)の会員時代に出会った相州平塚七夕太鼓に魅せられ、現在も保存会の世話人を務める。「自分も叩けたらもっと楽しいんだろうけど」と笑いながら、表情には平塚の伝統を絶やすまいという熱意をのぞかせる。消防団にも所属するなど、地域と関わる機会は多い。本業でも「動ける薬剤師」として、会の地域活動を支えるつもりだ。
 

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