大磯町ゴルフ協会の新理事長に就いた 簑島 利文さん 大磯町国府新宿在住 64歳
ゴルフも仕事も精進続ける
○…春、夏、秋の大会をはじめ、11月の競技会や研修会の開催など活動が盛んな大磯町ゴルフ協会。会員はジュニアから80代までと幅広い。神奈川アマチュア選手権に出場するため、協会に加入。競技委員長や総務委員長、副理事長を務め、新しい理事長に選出された。「個人では競技としてのゴルフをしてきましたが、会員の皆さんに楽しくやっていただくことも大事。これから恩返しです」と語る。
○…先祖代々から大磯町で生まれ育つ。外科医の叔父に憧れて医学を志し、都内で歯科の勤務医になった。先輩歯科医の勧めでゴルフを始め、県選手権などに出場。平塚富士見カントリークラブ会員。50歳の時にハンディ1となり、クラブチャンピオンに輝いた。「前年に決勝で敗れて2位だった。何とかリベンジしたくて」。とことん極めるタイプ。
○…学生時代の経験がゴルフに生きているという。中学高校では卓球部で瞬発力を培った。ブームの頃、ボウリングにも熱中した。「レーン上のスパットを狙って球をコントロールする感覚が、ゴルフのカップインに通じる」と説明する。大学進学後もスポーツをするつもりだったが、自宅通学では練習時間が取れず、歯科医師の道へ導いてくれた恩師が顧問を務める茶道部へ。「ショットやパットをする際の精神統一に茶道の経験が役立っています」
○…37年前に地元で開業。一男二女は自立し、小児歯科専門医の次女と診療室に立つ。「患者さんとのおしゃべりがうまいな」と娘の仕事ぶりに感心することがあるそう。インフォームドコンセントが当たり前の時代。コミュニケーション能力は診療に必要な技量の一つであると、大ベテランの学びの姿勢は謙虚だ。
○…温かみのある飾らない人柄。「一期一会」を信条とする。「悪くなる前の早期発見と早期治療が患者さんのためになる」と歯の手入れの重要性を説く。「まちの父娘歯医者さん」として予防歯科にも力を注ぐ。
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