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ギャラリーさざれ石でシーグラスアート展を開く 小野岡 眞由美さん 平塚市在住

公開:2017年3月3日

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波打ち際の宝石、アートに

 ○…海岸に漂着する青や緑の丸みを帯びたガラス片「シーグラス」を拾い集め、キャンドルホルダーやお香立て、オブジェなどを制作している。シーグラスアーティストとして歩んだ10年間の節目にと、17日から大磯町のギャラリーさざれ石で初の個展を開催。「海のパワーを感じられる作品を楽しんでほしい」と呼びかける。

 ○…誕生日を江ノ島水族館で過ごすのが恒例だった幼少期、立ち寄った海岸で手触りの良いガラス片を見つけた。「おはじきのようにきれいで、家に持ち帰ったことを覚えています」。10年ほど前、平塚の海岸を散策中に当時夢中になったガラス片に再会した。年代も産地も分からない空き瓶などが大海原を漂い、石や砂利によって研磨された優しい風合いを「海の宝石のよう」と言い表す。

 ○…シーグラスを探すため、地元の平塚や大磯、「企業秘密」という葉山の海岸まで出向いて波打ち際を歩く。「サーファーからどこの海に入っているのかと聞かれたことがあるくらい、真っ黒に日焼けしている時期もあって」と笑う。活動を始めた当時は子育てに追われてストレスを抱え込むことも多かったが、「大好きな海で過ごす時間が、気持ちをリセットさせてくれました」。成長した3人の息子は、イベント出店を手伝ったり一緒に海に出かけたりと、創作活動にも協力的だ。 

 ○…東日本大震災以降、葉山の海岸に見慣れないスレート(石瓦)が打ち上げられるようになった。「地元の方に、東京駅の復元工事の際に屋根材として使われるはずだった石巻市のスレートが、津波で流されたものだと教えてもらいました」。被災地を思い、3年ほど前から石片に目玉を描いたキャラクターを販売、収益を慈善活動につなげている。「シーグラスアートは、自分にとって生きた証のようなもの。被災地との不思議な縁を忘れることなく、これからも活動していけたらと思っています」

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