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二宮町囲碁愛好会の会長を務める 田中 恒光さん 二宮町富士見が丘在住 78歳

公開:2018年1月5日

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活力生む 仲間との一局

 ○…設立40周年を迎えた「二宮町囲碁愛好会」の会長として、初心者から昇段を目指す人までが和気あいあいと碁を打てる交流の場づくりに力を注ぐ。「対局しているときは皆さんいい顔をしている。頭を刺激するゲームは認知症予防に役立ちますし、仲間づくりにも最適。囲碁の魅力を、1人でも多くの人に伝えられたら」と語る。

 〇…プラントエンジニアリングの大手に勤め、数々のプロジェクトマネージャーを任されるなど右肩上がりの高度経済成長期を生きた。退職を迎えた年齢は、定年をとうに過ぎた74歳。「社長から『まだ卒業証書は出さないよ』と言われましてね、気が付いたらこんな年に」と笑う。囲碁は現役時代に先輩からすすめられて始め、設立間もなかったころの二宮町囲碁愛好会に入会。「仕事一筋でしたから、入会当時は2級だった腕前が30年間でようやく3段になりました」

 〇…毎週土日の例会をはじめ、年4回の定期大会や町長杯争奪囲碁大会、近隣愛好会との親善対局などを通して技術向上に励む。75人が所属する会の中でも最古参メンバーとなり、会員の多くは70代と高齢化が進んでいるのが悩みの種。小中高校生の例会参加は無料にして若年層に門戸を広げ、「父親と一緒に参加している小学生の男の子もいます。今の子どもは塾や習い事に忙しいかもしれませんが、少しでも囲碁に興味があるという子はぜひ見学に来てもらいたい」と優しく呼びかける。

 〇…年明けの恒例となっている「打ち始め会」では、高齢会員が新年のあいさつ代わりに対局を行う。元気に出席して碁を打つ姿を見るたびに、「お互いにまた1年頑張ろう」と気持ちを新たにするという。趣味を超えた生きがいを共有する囲碁仲間の存在は、セカンドライフの活力。「長寿の里二宮にふさわしい囲碁文化の火を消さないよう、気力ある限り私も楽しみたいですね」

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