神奈川福祉事業協会の会長を務める 伊坂 重憲さん 横浜市神奈川区在勤 69歳
ワクワク感を届けたい
○…県遊技場協同組合をはじめ県内遊技業界で組織される社会貢献団体「神奈川福祉事業協会」。高齢者・障害者施設などで使う福祉車両の購入費助成事業を発足当初から欠かさず実施するなど、様々な寄付活動を展開している。8年前の会長職就任以来、注力してきたのは”子どもたちが芸術と触れ合う取り組み”だ。県内の特別支援学校生徒らを招待する催しとして、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートやボリショイサーカスの貸切公演を毎年行う。「子どもたちの成長に少しでも役立つような事業になれば嬉しい」
○…大和市にあるパチンコ店・大魔人の経営者で、パチンコ業界が加盟する県遊技場協同組合の理事長でもある。初めて起業したのは大学卒業間もない24歳で、バンドを組むほどの音楽好きが高じて音楽喫茶を立ち上げた。同時に手掛けていたゲーム機のリース販売の際に、顧客のパチンコ店に出入りする中でこれから伸びる業界と見極めこの道へ。30歳の時に座間市に1号店をオープンし、その後北海道にも展開させた。
○…カメラマンとして活動していた母の影響で、幼少期は幼児向け雑誌のモデルを経験したことも。父が法曹界で働いており、大学では法律を専攻。この頃の夢は「大人も楽しめる遊園地(テーマパーク)」を作ること。「思い描いていたものとは違ったけれど、パチンコもそのひとつかな」と笑う。
○…小学生の時に厩務員の息子の友人に連れられ馬と触れ合った。その可愛さに惚れ込み、30年以上馬主として何百頭もの競走馬を育てている。「マイナーな子でも大きな賞を取ることがあってロマンを感じる」。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。いい事も悪い事もあるという考え方が鷹揚な人柄を培っている。
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