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大磯町落葉果樹研究会の会長を務める 鈴木 教夫さん 大磯町寺坂在住 76歳

公開:2020年11月6日

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大磯特産 大玉柿を食卓へ

 ○…大磯町内の柿生産農家でつくる団体の代表。生産者の高齢化で会員は年々減少傾向にあるが、県の農業技術センターが開発した樹高を低く抑える新しい栽培方法に「脚立作業が不要になるなどの省力化が図れるだけでなく、『柿8年』と言われる結実の安定化も早められる」と担い手不足の解消に期待を寄せる。自身は約60アールの農地で柿やみかん、栗を栽培し、品質の良いものだけを選別して庭先や宅配で販売。「自分の体力が続く限りは続けていきたい」と朗らかに笑う。

 ○…大磯の農家で、8人きょうだいの末っ子として生まれ育った。高校時代は陸上部に所属し、円盤投げでインターハイにも出場。推薦の話も出たが、一般受験で合格した大学へ進み食品化学を学んだ。卒業後は都内の食品加工会社に勤めたが、家業を継いだ兄が急逝したため38歳で帰郷。翌年に結婚し、小田原の会社に勤めながら68歳まで兼業農家を貫いた。親や兄の手伝いをしていたことで多少の知識はあったが、本格的に農業と向き合うのは初めて。近所の農家や兄たちが立ち上げた落葉果樹研究会の先輩にアドバイスをもらいながら夫婦二人三脚で農園を切り盛りしてきた。「たくさんの方にお世話になったから今がある」と妻と周囲に感謝する。

 ○…退職後は自治会の役員などを務め、鳥獣害対策の講座などにも積極的に参加。島根県に住む専門家から詳しい話を聞こうと仲間と訪問したこともあり、近所の人からイノシシ対策について質問されることも。町内に住む息子一家の3歳と生後5カ月になる孫たちの話になると、自然と頬が緩んだ。どんなに疲れていても毎晩、湯船につからないと気が済まない長風呂派。毎日の愛犬の散歩と入浴で持病も無い。「健康の秘訣かも」

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