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湘南二宮竹の会の会長を務める 宮下 啓一さん 二宮町緑が丘在住 73歳

公開:2021年9月3日

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里山の竹林 守って憩う

 ○…二宮町内の竹林を整備し、竹を利用したものづくりや里山の自然を次世代へ継承する活動に取り組む。この夏、林業に関する研鑽を積みながら地域活性化に努める団体が活動を発表する「関東・山梨ブロック林業グループコンクール」に県代表として出場した。「かまどでタケノコご飯を炊いたり、餅つきや里山コンサートをしたりして『安全に楽しく、地域に根差した活動』がモットー」。始終笑顔で身を乗り出して熱く語る。

 ○…60歳で退職後、知人の誘いで「湘南二宮ふるさと炭焼き会」へ入会。里山の再生を目指して、雑木林のほかに荒廃した竹林を整備するボランティア団体「湘南二宮竹の会」を2010年に設立した。「体力と気力はある。ないのは技術」と、県の森林インストラクター養成講座で2年間学び、専門知識と技術を身に着けた。県内各地で森林づくり活動の指導もしている。NPO法人日本の竹ファンクラブ会員。竹垣や門松づくりなどもお手のものだ。

 ○…山形県出身。少年時代に父を亡くし、早朝から農作業に勤しむ母を見て家事を手伝った。就職で上京したころは、現在と正反対の無口だったという。同僚や子どもと自然薯掘りやシュノーケリング、山登りなどに出掛け、アウトドアの趣味を広げた。25年前、2世帯で住める家を探して二宮町へ。「東海道線で座って通勤できるし、住んでみたら、すごくいい所だと分かった。今は二宮町に魅力を感じて移住してくる人が多いよね」

 ○…「ビフォー・アフターを記録して作業日誌をつける。実績を資料に残しておくことは活動を理解してもらうのに必要」と話す。快活で几帳面。「いくつになっても興味を持たせてくれる、いい人たちが周りにいたおかげ」と感謝する。

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