食の安全に尽力 食肉の検査と指導も随時実施
小田原食品衛生協会(石黒駒士会長)の平成23年度定期総会が10日、小田原市民会館で行われた。同会は小田原市、箱根町、湯河原町、真鶴町の飲食店や旅館、食品加工業、食品販売業などからなり、昨年創立60周年を迎えた。石黒会長は放射能汚染や計画停電による営業停止など、東日本大震災に伴う影響や食肉の問題を取り上げ「普段であれば多くのお客さんを迎える地域。困難が続くが、がんばっていきたい」とあいさつした。
また、焼肉店「えびす」の食中毒を受け肉の生食に不安が広がる中、小田原保健福祉事務所では6日から対象店を回り、検査と指導を実施している。17日現在で焼肉などの飲食店35件中12件、食品製造・加工・販売業74件中44件で検査を行い、特に問題は発生していない。同事務所では、国の衛生基準に適合しない場合は生食を取りやめるよう指導している。