小ぶりながら量に期待 解禁目前、早川・酒匂川でアユの試し釣り
6月1日のアユ釣り解禁を前に、アユの試し釣りが16日に早川で、19日に酒匂川で行われた。
早川
当日は友釣りで約16cm、ちんちん釣りで8〜10cmのアユがあがった。例年に比べ育ちが全体的に約10日程遅れているが、魚影が濃く、量が期待できるとのこと。早川漁業協同組合では合計19・5万匹を放流。「もう一雨降って藻が流れれば絶好の状態。今年も期待できる」と内藤衛支部長はコメントした。
環境カウンセラーの一面も持つ関根康生組合長は「川の水は有機物が少なくとても綺麗な状態。しかし終末処理場などでセシウムが検出されている。解禁までに検査をしなくては」と話した。
酒匂川
昨年9月の台風の影響で連日河川が濁り、アユの成育への影響が心配された。そのためか大きく育ったものは確認されなかった。しかし辺地よりにまとまった食み跡が見られているという。当日あがったアユは、とも釣りで約10〜16cm、ドブ釣りで約8〜13cm。酒匂川漁業協同組合では合計255,000万匹を放流している。篠本幸彦組合長は「現在確認されているものは小さいが、例年にない遡上数が確認されており、今年も期待できるのでは」とコメントした。