発明品が地域で活躍 小嶺さんが開発したゴミ置き場「ランドレー」
市内飯泉観音の前に一見変わったゴミ置き場が設置されている。付近に住む小嶺祐三さんが開発し、昨年の春に無償で設置したもの。
ごみを出しに行った妻が「ごみのネットが汚く、カラスや猫が荒らし不衛生」とこぼした一言から小嶺さんは一念発起。「家族に汚いものを触らせたくない。新しい時代のゴミ置き場を考案しよう」との想いで製作に取り組んだ。未使用時には厚さ数十センチのコンパクトなサイズに変形し、片手で簡単にネットの開閉ができ、雨天でもごみを簡単に出すことができる。名前は「ランドレー」。
小嶺さんは他にも様々な発明品で実用新案を取得している知る人ぞ知る発明家。本業のリフォーム業では、住宅の屋根の塗り替えの際、一度高圧洗浄し、汚泥や有害物質を含んだ汚水がそのまま下水に流れ込んでしまうのを危険視し、洗浄廃水ろ過システム「どんと来い」を発明した。またマスキングテープを片手で簡単に貼ることができる「マスキングα(アルファ)」。河川掃除に大活躍、1mほどの間伐材の先に空き缶を引っ掛け金具を取り付けた空き缶広い棒「i(あい)棒」など大小様々な発明をしている。
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