辰巳芳子さんが小田原へ 正しい食と生命観
「いのちのスープ」で著名な料理家・辰巳芳子さんが先月26日、小田原で講演会を行った。会場の報徳会館には約230人が訪れ、言葉に耳を傾けた。
辰巳さんは「美味しいものは一口で体が反応する。作るべきように作り、正しく食べることで、自分の命を信じることができる」と説いた。また、原発や政治にもふれ「生命が危ないというのにエネルギーも何もない。生命観をもつか持たないかが、国の明暗をわける」とコメント。主催した安藤和夫さんは「根源的な哲学に裏打ちされたお話を、小田原で共有できたのでは」と話している。