山で育む強い心体 小田原高・山岳部
小田原高校山岳部が5月25日・26日に行われた関東高等学校登山大会の県予選で優勝し、関東大会への切符を手にした。
エントリー20校中1位に輝いたのは肌野宝星(はだのほうせい)君、土屋洸樹(こうき)君(ともに3年)、林拓未君(2年)、刀称(とね)光輝君、西歩君(ともに1年)の5人パーティ。大会はテント設営にかかる時間や完成度、天気図の読図や救急法の知識問題などが採点方式で競われ、同部は22点満点中21点を獲得した。気象係を務めた肌野君は「大会当日は朝の雨でぬかるみが心配だったが、暑すぎず、よい山行ができた」と振り返った。
普段の部活動ではランニング約1時間、砂利を詰めたザックの歩荷(ぼっか)を約30分に加え、筋力トレーニングを行う同部。村山毅憲(よしのり)顧問は部員たちを前に「登山は勝ち負けのないスポーツ。関東大会は勝敗にこだわらず技量を高められるいい機会なので、楽しんでほしい」と話した。