科学実験にワクワク感 未来の科学者養成P(プログラム)が始動
小田原白梅ライオンズクラブ(倉田雅史会長)と早稲田大学による「未来の科学者養成プログラム」が、今年も始まった。5月24日には県西の中高生約60人が小田原市民会館に集まり、同大学基幹理工学部の大石進一教授の講演に耳を傾けた。
大石教授は、研究テーマの設定や科学実験の方法などを示すため、紙コップでステレオを作るまでのプロセスを解説。講演を振り返り「科学が好きな子が大勢集まってくれたので、手ごたえを感じた。地域と大学が連携し、子どもたちをバックアップしていきたい」と話した。
また、同学部の山中脩也(なおや)講師が、水が入ったコップに紙をかぶせ、逆さにする実験を披露。逆さにしても水が落ちない理由を検証した。参加した小田原高校2年の西村八雲君は、「実験を間近で見ることができおもしろかった。研究テーマのヒントになった」と感想を述べた。
9月の科学コンテスト作品募集に向け、7月21日(月・祝)には早大理工キャンパス見学ツアーが行われる。「トップクラスの研究機関が応援してくれる貴重な機会なので、ぜひ参加してほしい」と、倉田会長は参加を呼びかけている。
詳細はホームページ(【URL】http://odawara.oishi.info.waseda.ac.jp)、問合せは同クラブ事務局【電話】0465・23・8123。