国体メンバーに選出 相洋柔道部の二見君・込山君
相洋高校柔道部(菅原信明顧問)の込山龍哉君と二見省吾君(ともに3年)が、国体県予選の柔道少年男子次鋒の部、中堅の部をそれぞれ制し、県代表の座を勝ち取った。2人は8月の関東ブロック大会に、県チームの一員として出場する。
オール一本
二見くんは高校総体予選に続き、オール一本勝ちで初の代表の座を射止めた。「(間合いや組手で)研究されて苦戦した」と苦笑いを見せたが、背負い投げや隅落としなど、得意技以外でも一本を取れたことが収穫と話す。強豪相手にも落ち着いて試合を展開し「力の差を見せつけた」(菅原顧問)。初舞台に「他校とメンバーと一緒に戦うのが楽しみ。優勝に貢献できるよう頑張りたい」と意欲をみせた。
同門対決制す
込山君は決勝で同門の関野晴矢君(3年)と対戦。2人は小学生からのライバルで、中学からは相洋の道場で共に汗を流してきた。込山君にとって「柔道を好きにさせてくれた」相手だ。
試合は互いに一歩も譲らぬ展開に。終盤、足を絡める関野君をうまくかわし、込山君が得意の背負い投げで技ありを奪い、勝負あり。「決勝で戦えてうれしかったし、楽しかった」と清々しい表情で振り返った。
また20歳以下のジュニア柔道大会県予選の73kg級で込山君が優勝、66kg級で関野君が準優勝を収めた。2人は明日13日に行われる関東ジュニアに出場する。