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ZOOM UP 奉仕の根底に”親父ごころ” 国際ロータリー第2780地区新ガバナー 渡辺治夫さん(湘南菱油(株)代表取締役)

公開:2014年7月26日

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「組織の発信力を高めたい」と渡辺新ガバナー
「組織の発信力を高めたい」と渡辺新ガバナー

 社会奉仕のためさまざまな活動を世界規模で繰り広げているロータリークラブ(RC)の第2780地区新ガバナー(トップ)として7月から1年間務めることとなった渡辺治夫さん(67歳・横須賀市佐島在住)に話しを聞いた。RC第2780地区は、神奈川県内の三浦半島から湘南・県央・県西の各地区で64クラブ、総勢約2千3百人の会員を擁する。

 ○…横須賀RCに在籍して27年、2004年から2005年には会長を務めた。ガバナー就任前の1年間は、役員の選出や方針策定などさまざまな準備に追われ、また、世界各国の予定者とともにアメリカで研修を受けるなど、この7月からの新年度に臨んだ。

 ○…現在、RCでは、貧困状態にある世界各国での医療支援や識字率の向上に取り組んでいる。「ポリオのない世界の実現」をめざす活動では、先ごろ自身もインドを訪れ、窮状にあえぐ人たちの生活を肌身で感じてきた。「メンバーが戸別訪問で予防接種の機会を提供。発症数を99%減らすことに成功している」

 ○…だがこうした努力や功績を多くの人は知らない。”隠匿の美”はロータリーの精神だが、社会貢献の輪を広めるアピールは必要で「発信力の強化が大きなテーマ。周囲を巻き込みながら組織の認知度を高めていきたい」。会員増強も課題のひとつ。働き盛りの若手や女性の獲得に向けてWEBを活用した「Eクラブ」を立ち上げるなど、新しい試みにも柔軟な姿勢で挑む。

 ○…三浦半島最大の店舗数を誇るガソリンスタンド経営者。RCの真髄ともいえる「職業を通した奉仕」を実践、独自の取り組みとして、久里浜にある刑務所や少年院の入所者に危険物取扱の資格取得の支援を行い、出所後に働き口も用意している。「生活の立て直しは周囲の援助があってこそ」。穏やかな口調は、事業家でなく人情家の顔だ。

 ○…300人を超える自社の従業員の顔と名前と性格をすべて把握している。営業店から集まる個人の業務報告は深夜何時になっても目を通す。「売上不振の原因は何か? 相手の気持ちを理解することで適切な指示が出せるようになる」。誕生日には手書きのバースデーカードを贈る。その人を思い浮かべながら労いの一言を添えるのだという。苛烈な競争を勝ち抜くための経営戦略は「ひとありき」。人材育成には力を惜しまない。会社経営もRC活動も”親父ごころ”で向き合っている。

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