小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年6月20日
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直線スピード80キロ、富士スピードウェイでかっとばす瞬間が、至福の時だ。
レーシングカートは、同い年の仕事仲間の影響で5年ほど前から始めた。「元々車が好きで、いつかやりたいと思っていた。人のつながりって大きいですよね」。車体は知人から中古で安く譲ってもらい、エンジンは別の知人にもらった。技術指導してくれたのは、カートの世界に導いてくれた同学年の仲間だ。
月に1回、コースでカートを満喫。『おやじカップ』と呼ばれる、30歳以上が対象のレースに参戦することもある。「順位は気にせず、おっさんたちで楽しく盛りあがっています」。
イキイキとした表情は、仕事の現場でも同じだ。”街の電気屋”として、商品販売にとどまらず、リフォームやカギ修理、ときには中古車の買い取りまで請け負う。もちろん、すべてをこなす技術はないため、「知人の会社を紹介してあげるんです。お客さんの要望にはNOと言いません」と笑う。自称『何でも屋』社長は、縁を大事に経営のハンドルを握る。