若手演奏家たちが出演してきた「かもめコンサート」が今回で10回目を迎え、7月23日(土)に市民会館小ホールで記念コンサートが開催される。主催は、かもめ図書館寄贈ピアノ活用実行委員会と小田原市。
『若き演奏家たちの響演』と題した今回のイベントには、これまでに出演したソプラノの稲村麻衣子さんに、ヴァイオリンの小野唯さんや小澤麻里さん、柏木かさねさん、チェロのピーティ田代櫻さん、さらにはピアノの永井李枝さんと柾(まさ)本(もと)遂也(ゆきや)さんが登場。アンサンブルで、ベートーヴェンの曲などを披露する。
出演者の一人の永井さんは3年前、第1回コンサートで演奏。「寄贈されたピアノで使われていなかった期間もあったためか、眠っている状態だった」と当時を振り返る。それでも「地元の方にとって身近な場所でのコンサートで、来場者の方にも喜んでもらえた」と懐かしむ。以来、未来を担う演奏家たちがコンサートを彩り、羽ばたき、そして再び戻ってくる。
午後2時開演(1時30分開場)。全席自由2000円、高校生以下500円。チケットは、市民会館やハルネ小田原「街かど案内所」などで販売。(問)市文化政策課【電話】33・1706(平日)