「図書館を使った調べる学習コンクール」の入選作品がこのほど決定し、11月23日に表彰式が行われた。 図書館や司書の活用方法を知ってもらおうと全国的に行われている企画で、小田原市では今年度から小学生を対象に始まった。学校や公共の図書館で身近な疑問や興味のあることを調べてまとめるもので、23作品の応募があった。
最高賞にあたる市長賞を受賞したのは、志村希美さん(国府津小4年)の『ムササビに会いたい』。山梨県へキャンプに行った際、そこに生息するというムササビを探したものの発見できなかったことから、「どんな生き物なんだろう」と興味を抱き、作品の題材として選んだ。
図書館で借りた図鑑や写真集をたよりに、その生態や同じく滑空するモモンガとの違いをイラストをまじえてまとめた志村さん。読書好きでよく図書館を活用するが、「何かを調べるために行ったのは初めて。ムササビというテーマだけでもたくさんの本があって驚いた」と話した。
全国大会には志村さんと、教育長賞を受賞した中村月咲(つかさ)さん(片浦小4年)の作品が出品される。