「店の顔がみえ、お客さまが楽しんで足を運んでくれるきっかけに」―。小田原駅東口から徒歩7分ほどの緑一番街商店会を紹介する瓦版マップが完成した。製作は、同商店会の名物イベント「まちなか軽トラ市」などを訪れ、自らの目と足で手に入れた情報を筆に落とした、横浜市在住の成田希さんと星山健太郎さん。
マップは折りたたんで手のひらに収まる文庫本サイズで、商店会加盟の24店舗中10店舗の情報が、手描きのイラストと文章で記されている。昨年10月、1泊2日で小田原を訪れた成田さんたちの取材には、商店会長の平井義人さんが同行。元白衣卸店を改装した美容院「ファンシーヘア」では、築30年以上の家屋の梁を活かした吹き抜けなど、「店舗に足を踏み入れて話を聞くと、普段回覧板をまわすくらいの時間では気づかない発見があった」と、平井さんにとっても新鮮な情報が多数掲載されている。
また、まちなか寄席やコンサートなど「商店会の活動を記録に残したい」という意向も汲み取られ、読み応えのある仕上がりだ。
マップは平井書店、井筒屋、マツシタ靴店、あげたてっこ、ファンシーヘア、松坂屋、FUKKODO、mame元cafe、中戸川ボタン店、乃の家ほか、地下街ハルネ小田原の街かど案内所、酒匂のケーキショップIMAYA(イマヤ)に配架。無料で入手可能。