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尊徳の教えを中国語に翻訳 報徳博物館に留学生

文化

公開:2018年1月6日

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二宮尊徳の文献を手にする相さん
二宮尊徳の文献を手にする相さん

 中国山東省の曲阜師範大学の大学院生・相莉(そうり)さん(24)が、昨年9月から今年3月までの期間、留学生として市内南町の報徳博物館で学んでいる。同博物館では20年近く、中国からの留学生を受け入れている。

 日本語の教師を志す相さんは、卒業論文のテーマに二宮尊徳を選んだ。きっかけはインターネットで観た日本のテレビ番組。薪を背負う二宮金次郎少年の像が日本全国の小学校にあることが紹介されており、関心を持ったという。調べるにつれ「自分の家だけでなく、村々を助け復興させた素晴らしい人」と感銘を受けた。二宮尊徳の教えを中国語に翻訳するにあたり、「尊徳の人生や思想を理解しないと、翻訳は難しい」と話す。現在は主に人物像や生涯を、今後は報徳仕法について学びを深めていく予定だ。

 相さんは青島市の近く、日照市の出身。海沿いのまちで、気候が小田原とよく似ているという。日本に来て、相さんがはじめに驚いたことが、道路やトイレがきれいだということだった。「中国では清掃員が掃除をするが、日本では地域で暮らす人がみんなで協力してゴミや落葉を拾い、まちをきれいにしている」。

 日本留学と同時に、生まれて初めての一人暮らしをすることに。「料理は初心者だけど楽しい」と、日本料理の勉強のために教室に通っている。おせち料理づくりにも挑戦し、柚子をくりぬいた中にサーモンやいくらを詰めた柚子釜が「初めて食べる味。中国にはなく、美味しかった」と話す。

中国を知ろう

 報徳博物館では毎月第4日曜日に様々な角度から中国を紹介する「中国を知ろう会」を開催している。今年1回目のテーマは「中国と遣唐使」で、1月28日(日)午後2時から4時。参加無料。2月には、相さんが講師の会も予定されている。問い合わせは同館【電話】0465・23・1151へ。

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