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公開:2018年1月27日
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市防災対策課に勤める永井友志さん(北ノ窪在住)が12月27日、人命救助に功労したとして東京消防庁の久保田幸雄上野消防署長から感謝状を贈られた。
永井さんは11月24日、JR山手線駅構内のトイレ前で、JR職員3人が高齢男性の救命処置を行っている現場に遭遇。「お手伝いします」と救助に加わった。
救急救命士の資格を持ち、2015年3月まで救急隊員として職務にあたっていた永井さん。現場の切迫した状況を見て、とっさに体が動いたという。男性は心肺停止の状態で既にAEDによる電気ショックを1回実施していた。その後永井さんが引継ぎ、AEDと人工呼吸や心臓マッサージなどの心肺蘇生法を続けたところ、男性は呼吸と脈が戻り、一命を取りとめた。永井さんは「救急隊で活動していた自分が感謝状をもらっていいのか悩みました。今後はAEDの大切さや使い方を広く市民の方に伝えていきたい」と語った。