小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年5月12日
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赤い車輪を転がして1市3町周辺を実測した「箱根・湯河原登山詳細図」(吉備人出版)が完成した。作成や解説などを手掛けたのは、東大大学院で超伝導を研究する前田京剛さん(60)だ。
前田さんは5年ほど前に同地図シリーズの世話人と出会い、現地調査(踏査)や校正を手伝い始め、2年ほど前から今回の図に取り組んでいた。
踏査には21人が参加して距離や所要時間などを記録。石垣山一夜城などは内部の距離情報もぎっしり盛り込み、山や峠、バス停などに英文表記も添えた。小田原市内の調査では「ルート整備に力が注がれている。ビジターが歓迎されていると思った」。地図作りは前田さんの超伝導研究には関係ないが、リフレッシュも兼ねていたという。「ぜひ手に取って頂き感想やご批判を聞かせて欲しい」と前田さん。地図は5月15日から発売される。