県西エリアの一般廃棄物処理事業者で組織する広域一般廃棄物事業協同組合(鈴木茂理事長)は3月2日、災害支援訓練を実施した。小田原市の職員6人と組合会員40人が訓練に参加。南足柄市や箱根町など近隣市町の職員も見学に訪れた。
前日の午後3時に震度7の地震が発生したと想定。避難所から出るゴミと仮設トイレのし尿の運搬業務を効率良く実施するため、曽我みのり館と下水道管理センター、扇町クリーンセンターの3カ所に中継地点を設け、小型バキューム車で集めたし尿を大型車へ移し替え、処理場へ運搬するまでの作業手順を確認した。また、訓練終了後には仮設トイレの搬入から設置、撤去の工程を実践しながら学ぶデモンストレーションも行われた。鈴木理事長は「災害時には現場の皆さんの判断が重要になる。いざという時に生かせるよう日頃から意識して作業して欲しい。今後も訓練を積み重ねていきたい」と述べた。
音楽と食で復興を支援
生活協同組合ユーコープとおだわら子ども音楽プロジェクト共催による東日本大震災復興支援コンサートが3月2日、小田原お堀端コンベンションホールで催された。
「この声届け!〜音楽に乗って♪〜」をテーマに歌や楽器演奏、ダンスが披露されたほか、会場には支援活動報告のパネルや募金コーナーも設置。東北エリアの物産品が試食できるブースには人だかりができていた。