小田原箱根商工会議所と野村證券(株)小田原支店が共催する入社2、3年目の若手社員のための1日研修会「小田原・箱根 超若手会議」が7月24日に行われ、地域の25の企業から50人が参加した。
グループワークを通し、「自分は誰のために、何のために働くのか」「会社、地域のために何ができるか」を深め合った。また、名古屋大学の池上浩一客員教授が世界から見た日本のビジネスチャンスについて講演。鈴廣かまぼこの櫻井もも子さん(27)は「投資家の視点から小田原をみる、初めての経験。私も仕事をする上で視野を広げていきたい」と感想を話した。
最後には、参加企業の経営者の前で9つのグループごとに発表が行われた。「小田原のブランド化」や「インバウンド」、「移住」、「金融リテラシーの向上」など、自らが決めたテーマについてビジョンと施策が発表された。
鈴木悌介会頭は「6時間地域のことをひたすら考える機会はなかなかない。ここで出会った異業種の仲間たちと、さらに議論を深めていってほしい」と話した。野村證券(株)小田原支店の宮里洋介支店長は「地域を良くしようと、参加者同士どんどん盛り上がっていった。若い人たちの発想に気づかされたことも大きい」と研修を振り返った。