小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年8月10日
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相日防災(株)が主催する毎年恒例の親子防災キャンプが7月20、21日の2日間、小田原市羽根尾の同社敷地内で行われた。
キャンプは、防災設備の専門である同社が企画する無料のイベントで、毎年夏休みに実施。県内外から参加した約90人は起震車や煙体験、放水訓練、AEDの使い方など応急救護を学んだり、大型の鍋を使った炊き出しで、夕食のカレーを調理した。
鍋は中越沖地震や東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震でも活躍したもの。灯油を使って家庭用の10倍の火力で調理した。指導に訪れた炊き出し器メーカーのヤマヤ物産(有)(富山県)の社員は、「被災地では普通の食事より美味しく作らなくてはいけない。心が疲れている時こそ食事が支えになる」と伝えた。小田原市立富水小3年の西岡伊織君は「放水体験とかカレーをみんなで作って楽しかった」と笑顔で話した。