小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年8月31日
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関東学院大学小田原キャンパスで8月8日、小学校5、6年生を対象とした実験教室「ひらめき・ときめきサイエンス」が行われた。参加した19人はめっきについて90分の講義を聞いた後、プラスチックへのエッチングやめっきを体験した。
実験では、実際に車に取り付けられているプラスチック製のトヨタのエンブレムを使用。表面処理を行い、製品になるまでの最初の段階のめっき加工に挑戦した。
ファインバブルで表面を改良し、水酸化ナトリウム、ジ亜リン酸ナトリウムに浸けた後、最後にニッケルめっきで光沢のあるエンブレムが完成。理科が大好きだという府川巧君(芦子小6年)は「金属のようにキラキラして、信じられない」と驚き、山中千優さん(国府津小6年)は「普通のプラスチックだったのが、急に変わるから面白い」と目を輝かせた。
指導した材料・表面工学研究所の田代雄彦博士は「集中して取り組むことができました。実験を通し、化学に興味をもってもらえたら」と話した。