小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年9月28日
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二宮金次郎や小田原城、地元の名産品などが描かれた「おだわらぬりえ」が、小田原市内の幼稚園に通う4歳児に配布された。
金次郎が水害から守るために松を植えた酒匂川の堤防が散歩コースだという東富水幼稚園では、先生が絵を見せながら金次郎の功績を説明した。「郷土の偉人の話をする良い機会になります」と渡部ゆかり園長。
園歌に「昔、二宮金次郎さん、生まれて育った所です」という歌詞がある報徳幼稚園の岩崎明美園長は、「絵柄がかわいらしく、色の感覚を養いながら楽しく遊べるのがいいですね」と話していた。
また、市内の小学2〜5年生の全児童には郷土の歴史や文化、産業などの解説が合間に織り込まれたノート、「おだわら学習帳」が配られた。ぬりえと学習帳は報徳二宮神社の草山明久宮司らが発起人となり、協賛者から寄付を募って無償配布している。3年目となる今年は、30の地元企業や団体が協力。ぬりえ2040冊、学習帳6110冊を配布した。