小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年9月28日
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小田原市栢山にある県重要文化財「二宮尊徳生家」が2日連続で落書き、損壊の被害にあった。
9月20日午前6時14分、警備員が落書きに気づき、隣接する尊徳記念館の職員に報告。同日午前10時に小田原警察署が現場を確認した。生家外壁の落書きは赤色のスプレーで「ケンケイケイビ」などと書かれていた。翌日午前6時すぎには入口の木戸が壊されているのを警備員が発見した。
小田原市は21日に小田原警察署に被害届を提出したほか、24日から深夜・早朝時間帯の警備体制を強化し、再発防止に取り組んでいる。市は木戸はすぐ修理するが、壁の修復には専門家と協議の上、最適な方法を検討していくという。
生家の保全活動を行っているボランティアグループ「二宮尊徳いろりクラブ」の三上知樹会長(70)は、「心無いことをする人がいる」と被害を嘆いていた。