小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2020年1月18日
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小田原市前川で1月11日と12日、恒例の道祖神祭りが行われた。西、中宿、向原の3地区が、山車の上の舞台に毎年テーマを変えて人形を飾り付けるのが特徴だ。
西は「北条氏直(悲運の武将・五代目)」として、豊臣秀吉の小田原攻めにより開城を決断する氏直と督姫の姿を制作。背景の一夜城も手描きだ。中宿は、弓の名手・那須与一が海に浮かぶ舟の上の扇を射抜く場面。向原は、北条氏とゆかりのある室町時代の武将で狐の子孫という伝承がある栗林義長を作った。
展示の材料は数年前に人形店から譲り受けた人形のほか、帯や着物、掛け軸などは地域住民から借りたものもある。道祖神世話人代表の影山一彦さんは「地域の協力があって続けられている。今年は天候も良くたくさんの人に見てもらえて良かった」と話した。