屋上部分に津波一時避難場所を設けた新しい湯河原町立まさご保育園の園舎がこのほど完成した。老朽化と耐震化が課題となっていた八雲保育園とまさご保育園が統合した園。
新まさご保育園は敷地面積2007・59平方メートル。建築面積は742・09平方メートル、延べ床面積は1392・15平方メートル。鉄骨造3階建て。定員は0から5歳児までの108人。旧まさご保育園近くの元若宮公園の用地に建てられた。園内には、保育室や乳児ほふく室、沐浴室、調乳室、一時保育室、遊戯室、図書スペースほかが設けられている。倉庫には、3日間分の水や非常食が備わっている。
子どもたちの健康に配慮した安全で快適な保育環境の確保のため、保育室と廊下等にインフルエンザなどのウイルスを分解、自浄、消臭効果のある可視光型光触媒フローリング材が使われている。
今回3階に設けられた津波一時避難場所は、直接外階段からも利用できる造りになっている。平常時、入口は閉ざされているが、鍵は震度5以上の揺れで自動的に開くようになっている解除ボックスに収められているため地域住民の避難にも対応できるようになっている。総工費は6億4800万円。