小田原市久野の「おだわら看護専門学校」(横田俊一郎校長)は、生徒や教員の新型コロナウイルス感染防止対策として、今年5月から初めてテレビ会議システム「Zoom」を授業に導入している。
2年生を担任する柴山美佐子教員によると、2年生は週5日の授業のうち、オンライン授業を3日間受講。残りは登校して行う対面授業で学習を進めている。柴山教員は「医療現場で大切な血圧測定、注射を打つ技術、ベッドメイキングなどは対面での指導が大切。対面授業の時間数が大きく減少したのは残念だが、多くの生徒がパソコンやスマートフォンの操作に慣れており、オンライン授業にすんなりと対応してくれている」と話す。
オンライン授業開始からおよそ2カ月半となる7月27日、教室では教員がインターネット上で生徒たちと会話しつつ、パワーポイントで作成した資料をパソコン画面に表示するなどして、授業を行っていた。
柴山教員は「いつまでオンライン授業を継続するかは現在未定。今年度末までは続けていくのではないか」と話している。