小田原市土木建設協同組合(譲原彰理事長)が8月4日、県西土木事務所小田原土木センター(東町)の敷地内で献血事業を実施した。社会貢献活動の一環で、組合として初の試み。
献血車の前に張られたテントの下では、問診に加え新型コロナ対応として検温が行われた。献血には事前の呼びかけに応じた組合員やその家族、組合従業員など34人が協力した。
県赤十字血液センターによると、新型コロナウイルスの感染拡大によりイベント会場での献血事業が減少し、企業や学校などの団体献血も相次いで延期されるなど、必要量の血液確保が難しい状況が続いているという。
同組合・西山正明専務理事は、「報道などで献血による血液が不足していると知り企画した。組合員の協力に感謝している。これからも地域の役に立てる取り組みを行いたい」と話した。
県赤十字血液センター湘南事業所の担当者は、「県内の医療機関に安定して血液を届けるには毎日900人分の献血が必要」といい、献血の協力を呼び掛けている。
献血の問い合わせは同事業所(厚木市)【電話】046・228・9907へ。