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公開:2021年7月17日
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静岡県熱海市で発生した豪雨による土石流災害現場で救助活動を行った小田原市消防の隊員が7月13日、市役所で守屋輝彦市長に報告を行った。
同消防では神奈川県緊急消防援助隊メンバーとして、3日から12日にかけて被災地で活動。第1次から4次まで、延べ8隊31人が倒壊家屋での捜索や土砂の撤去作業などにあたった。
活動報告には派遣隊メンバー9人が参加。報告を受けた守屋市長は「何が起こるか分からない中での活動だったと思う。状況に応じたアイデアや日頃の訓練、仲間との連携は素晴らしいものを感じた。これら経験を市消防で共有して頂き、組織力の強化につなげてほしい」とねぎらった。
災害直後の第1次隊に参加した内藤鑑孝小隊長(消防司令補・47)は「過酷な現場だったが隊員の士気を下げないことに配慮し、不安の中でも毅然とした態度で精一杯取り組んできた。今は一人でも多くの方が家に帰ることができるよう祈っている」と話していた。