レモンガススタジアム平塚で10月2日に開催された神奈川県小学生陸上競技交流大会で、箱根ジュニアに所属する神谷陽乃さん(下府中小・6年)が女子800mに出場し、1位に輝いた。小学生最後の県大会で、自己ベストの2分37秒59を記録し、有終の美を飾った。
姿勢をきれいに保つこと、足を真っ直ぐに出すことを意識して走ったという神谷さん。過去の大会は、転倒で実力を発揮できなかった。「今回も転びそうになりダメだと思ったが、ラスト100mでスパートをかけた。先頭の人についていけたことが良かった」と振り返った。
「選手が持っている素質を最大限に伸ばす指導を心掛けてきた」と同クラブの土岐真保美コーチ。「これまでなかなか結果に結びつかなかったが、最後の県大会で努力が実って良かった」と話した。
小学1年生のときに地元のマラソン大会に出場したことがきっかけで陸上競技を始めた神谷さん。「短距離は得意ではない。中・長距離は抜かすチャンスが多いから好き」と800mを得意にしている。
「中学生になっても、中・長距離を続けていく」と意気込みを見せた。