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保育・栄養学の知識、地域に 小田原短大に乳幼児研究所

社会

公開:2022年7月23日

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幼児教室でスタンプ遊び楽しむ子どもたち学生も保育の現場に参加
幼児教室でスタンプ遊び楽しむ子どもたち学生も保育の現場に参加

 教室に響く、子どもたちの元気な声。天井には星空が投影され、机には手作りの野菜スタンプが並び、ピアノが楽し気に音を弾ませる。小田原短期大学の保育演習室で7月13日に開かれた2歳児を対象とした「おだたんくらぶ 幼児教室」の一場面だ。同大学が運営する「乳幼児研究室所」(宮川萬寿美所長・野津直樹副所長)が企画している。

 大学には、食物栄養学科・保育学科が設置されており、教育機関であると同時に、栄養士や保育士などの免許・資格取得に向けた養成校の側面も持つ。学生への教育活動に携わる一方で、教員の持つ専門的な知識を地域で生かし、「実践即研究」ができる場を作ろうと、教職員が中心となり2015年に同研究所が発足した。  

 「学校という大きな組織の中では、すぐに新しい活動をすることが難しいが、研究所では各々が特色あるプロジェクトを立ち上げ展開できる」と宮川所長は話す。

企業、行政とも協働

 これまでに富士フイルム(株)との「甘藷の葉を用いたレシピの開発」やイトーヨーカドー小田原店での「澄まし汁の適塩試食」など地元企業や、おだぴよ子育て支援センター(ミナカ小田原6F)での「赤ちゃんひろば」など行政とも協働し事業を展開。

 また、発足以来、「幼児教室」と「臨床発達相談」に取り組み、1つのテーマから身体、造形、音楽の表現を通じて、子どもの発達に応じた遊びや親子の生活の仕方を開発・実践・発信している。幼児教室に参加した保護者は「家では思いつかない遊びも多く役立つ」「就園前に同年代とふれあえる」と感想が寄せられている。発達相談では、関連機関から紹介を受けた保護者に対応している。

 現在、教職員など30人が所属。子どもの対応に困っている地域の保護者を対象とした「ペアレント・トレーニング」や「現職保育者研究会」、「絵本プロジェクト」など、幅広く実施している。今後は、部門ごとの活動を発展させ、より地域に還元していくという。

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