記者が訪ねる かながわの寺と神社 第1回 孝道山本仏殿
東横線東白楽駅からすぐ、横浜を一望できる高台に位置している。
1936年、初代統理で天台宗大僧正の岡野正道師によって開山した。同氏は天台宗総本山 比叡山延暦寺より大僧正の位を受けており、孝道山は比叡山が母山になる。仏教の精神を現代人が正しく理解し、日常生活の中に実践することを目標にした在家中心の寺で、その総本山がこの孝道山本仏殿。特定の仏に限らず、お釈迦様の悟りそのものを表す法本尊の「曼荼羅」を本尊としている。
仏舎利殿には、お釈迦様の聖骨「ご仏舎利」と「不滅の法燈」がまつられており、ご仏舎利は1952年、法燈は1960年に比叡山延暦寺から迎えた。法燈は伝教大師が点じて以来、今日まで1200年間灯し継がれる。また、大黒堂の宝蔵大黒天は、1956年に比叡山より迎えて以来、毎月1日が縁日で法話もある。
同所では法要や盆踊り、除夜の鐘など年間を通して様々な行事が行われており、毎年4月1日〜10日の「花まつり」では、様々な団体による山内でのパレード(行道)などが盛大に行われ、地元住民など多くの人でにぎわう。山内には横浜孝道幼稚園がある。
【本尊】法本尊(曼荼羅)
【宗派】孝道教団
【住所・電話】神奈川区鳥越38 【電話】045・432・1201
【HP】http://www.kodosan.or.jp/
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