市政報告 資源化センターの労働環境改善を 日本共産党横浜市会議員 宇佐美さやか
21世紀の時代にダニの被害とは…
私は、10月16日に行われた2016年度決算特別委員会の資源循環局審査で、昨年に引き続き、缶、ビン、ペットボトルを選別する鶴見資源化センターでの劣悪な労働環境改善のため、質問しました。
鶴見資源化センターは市の施設です。昨年、選別作業をしている作業員のみなさんから、労働環境の改善を求める声が寄せられ、当局へ質問し、ダニやゴキブリなどの害虫やダニを連れてくるネズミの出没などを改善することを、局長は約束されました。
しかし、今回の質問に先立って行った作業員のみなさんとの懇談のなかで、今でもダニの被害が出ていること、さらにパワハラや時給が何年働いていても1円も上がらないことなどが訴えられました。
質問の中で、今回もスライドを使用し、ダニの被害にあった作業員の肩を映し「ダニの被害は、なくなっていない。現在の消毒は、効果があがっていないのではないか」と質すと、局長は「今より強い薬品をまくのは、人体に危険なため、もっと効果的な消毒の仕方を業者と検討してまいります」と答弁しました。
資源ごみの捨て方周知徹底を
選別作業をしているみなさんからお聞きしていることで、もう一つ気になったのは、それぞれの資源ごみの捨て方の周知不足からか、缶を潰してしまう、ビンと陶器の区別がつかないのか一緒に捨てる、ペットボトルはキャップもラベルもついたままということが多いということです。
本来なら、選別が主な作業であるのに、キャップを外す、ラベルをはがす手間のかかる作業も加わり、大変な苦労をしているということでした。
作業員の負担軽減と資源ごみを次の製品にするための良い原料にするために、市民にしっかりと資源ごみの捨て方ルールをお知らせすることだけでなく、ゲーム感覚でペットボトルの正しい捨て方が身に着くイベントを開催することや、飲料メーカーにも協力を依頼し、自販機の横にあるごみ箱に、キャップやラベルを入れるスペースを新たに設けることなどの提案をしました。
局長は「もっと市民のみなさんにどうPRすれば良いのか、検討していく」と答弁されました。
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