剣道で精神力養う 区内神木の道場『之久会(しくかい)』
区内神木の道場で週4日活動する「之久会(しくかい)」には、子どもから大人まで幅広い世代が通う。
大人から子どもまでが声を張り上げ、一緒になって真剣に練習に打ち込む。そのほとんどを「切り返し」の練習で占める。切り返しは、リスクを恐れず相手の懐に踏み込んで打ち込む剣道の基本「面打ち」を体得するための基礎練習だ。
指導する岩波吉雄さんは「基礎の積み重ねが大切。単調な練習を根気強く丁寧にこなす精神力も養える」と話す。
基礎練習を繰り返すことが自信につながり、試合で普段通りの実力を発揮できるのだという。11月に行われた大会では、11人の剣士が入賞を果たした。
また、之久会では剣道を通して子どもたちの心の成長を促す。「厳しい稽古をやり遂げたという自信が、社会に出たとき辛い場面で踏ん張れる強さになる」と岩波さん。
之久会の道場名は「之久しく剣道を愛し続けていく」ことを願って付けられた。岩波さんは「今道場に通っている子どもたちが大人になったときに再び戻ってきてくれると嬉しい」と話していた。
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4月26日
4月19日