川崎区は85人、麻生区は15人… 市政報告 バス停屋根設置基準、各区に差 川崎市議会議員民主みらい川崎市議会議員団林としお
通勤や通学をはじめ川崎区民にとって大変身近なバス。実はバスを待つ停留所の屋根(上屋)の設置基準が区によって違うことが9月の市議会決算審査環境分科会の質疑で明らかになりました。
川崎市では、バス停の屋根を設置する基準は乗車人員数と歩道の幅によって決まることが定められています。このうち、乗車人員は終日35人以上となっていますが、川崎区と麻生区はさらに乗車人員が決められていて、川崎区では85人以上の乗車人員がないと設置されないのに対し、麻生区は15人以上で設置基準をクリアします。市によると、各区の市内設置数のバランスをとるため、区によってその数を変えているといいます。これでは「バス停留所に屋根を付けてほしい」との要望が川崎区民からあったとしても実現性は極めて低いといわざるをえません。 バス停の屋根の設置基準は他都市でも道路幅員や乗客人員数を基に定められていますが、区ごとに設置基準差を設けていません。
この設置基準は1975年(昭和50年)に作成されたもので、近年は大型マンションの開発や大型商業施設のオープンなどにより、市民のバス利用状況が大きく変わっています。また、集中豪雨の増加など環境が著しく変化しています。
市では2017年度に全路線で乗客流動実態調査を実施し、全てのバス停の乗車人数を把握するとしています。これに対し、私は「取り巻く環境変化等を踏まえ、市民サービスを向上させるべく、新たな設置基準の検討」を強く要望しました。
浸水対策について質問
6月議会に続き、浸水対策について質問に立ちました。今年度、川崎市内の床上、床下の浸水被害は50件でこのうち、川崎区が45件(藤崎16件▽伊勢町7件▽小田6件▽京町6件▽渡田3件▽大島3件▽扇町2件▽渡田東町1件▽池上新町1件)であることが明らかになりました。こうした実態を踏まえ、上下水道事業の中期計画を策定するよう強く要望しました。
今後も安全・安心なまちづくりに向けて取り組んでまいります。
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4月26日
4月19日