市政報告 パラ競技者にスポーツ奨励金拡充を実現 林としお川崎市議会議員民進みらい川崎市議会議員団
川崎市は国体、アジア大会、オリンピック、同等規模の世界大会に出場する川崎市在住の選手に奨励金を支払っています。「川崎市スポーツ大会出場者奨励金交付制度」と呼ばれるものです。個人出場の場合、国体が2千円以内、アジア大会が1万円以内、オリンピックが3万円以内、世界規模の大会で市長が特に認めたものが1万円以内となっています。また、団体の場合は個人の金額に出場選手数を乗じた額で上限が設けられています。
しかしながら、直近5年間の交付実績はアジア大会のみの1件しかなかったことが今回の議会質問で明らかになりました。市によると、直近3年間の交付対象選手は8人。このうち7人から申請がなかったといいます。市ではホームページを通じて広報を行っているといいますが、制度の周知が十分でなかったと思われます。
さらに、還暦野球などの年配者や障害者スポーツの分野でも全国大会や国際大会で活躍されている方は、同制度の対象となっていません。私は「東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、スポーツの機運を高めるためにも制度の充実・見直しを実施し、市民への広報も積極的に行うべき」と訴え、市の見解を伺いました。
これに対し市は「他都市の状況を参考にしつつ、現在の社会情勢を勘案しながら検討を進めてまいりたい」と回答。早速、7月1日から要綱改正が行われ、アジアパラ大会やパラリンピックにも交付されるようになりました。
私がこの制度を知ったのは還暦軟式野球選手の方から「選手の中に厚木市在住の方が同市から奨励金が支給されている」との意見を聞いたのがきっかけでした。今後もこうした声を市民生活の向上につなげてまいります。
産業道路沿線の環境整備について
議会質問では、産業道路沿線の環境整備についても伺い「市民が安全に通行できるよう樹木の剪定やゴミのポイ捨て・不法投棄ができない工夫を行うなど対策が必要」と訴えました。
市は「今後、区役所と連携し、関係機関と調整を行い、街路樹の適正管理に取り組む」と回答。不法投棄についても「交通の安全確保や美観上の観点から重要な課題」との認識を示し、取り組んでいくことを約束しました。
そのためには、予算の確保が必要です。適正管理が行われるよう引き続き注視してまいります。
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4月26日
4月19日